5月の田植え体験にひき続き稲刈り体験を行いました。昔風の鎌で稲を刈りとり、ハゼ(竹で組んだ稲を天日で乾かすもの)を組み、刈った稲を束ねて二つに分けて、横になった竹にかける方法で行いました。今ではこの方法で作った米は味が良いため、高く売れますが、工数がかかり極端に少なくなっています。最後には自走型コンバイン(稲刈り機)で刈る方法を農家の方が実演しました。コンバインでは稲刈り、脱穀、籾の袋つめ、ワラの裁断、散布まで一気に行います。稲刈り体験後は、集落活動センター松ヶ丘で、羽釜で炊いた新米、幻の土佐あかうしBBQ、農家のお母さんが作った地元産野菜たっぷりの豚汁、山賊茶でお昼ごはん。青空の下の稲刈り体験後の昼食は最高でした。
先ずハデの材料竹を用意
この地区の棚田のそばには、竹林が多くあります。これを切ってハデを作ります。田んぼに作りますので長い竹を支える竹の3本柱の先端は鋭くカットします。3本の竹の先を縄で縛って3脚のようにします。これを3つ作り田んぼに立て、長い竹を水平にして3本の足の上に固定します。ハデの出来上がりです。
鎌で稲刈り
稲刈りは左手親指を上に向けて、苗をつかんで刈ります。親指を下にすると危ないので注意してください。刈り取った稲はワラで縛ります。
天日干し(ハデかけ)
竹でできたハデに束ねた稲をかけますが、稲束を半分ずつひねって竹に引っ掛けます。出来るだけ詰めて隙間を少なくしてください。ハデは2段、3段と高いものもあります。今日は1段のみです。このままで稲が乾くまで置きます。
最近の稲刈り
最近では、ほとんどの農家が機械を使って稲刈りをします。 稲刈り、脱穀、籾の袋詰め、ワラの裁断、散布まで自動でできます。コンバインという機会が一般的ですが、畔周辺や狭い田んぼは、手で刈ります。この時でもコンバインがあると、刈り取った稲をそのまま機械の入れると自動的に脱穀からの過程を継続して行ってくれます。これで農家の稲刈り時間が劇的に短縮され楽になりました。
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